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Kids Health Station

インフルエンザ・胃腸炎・風邪症状の流行状況を毎週更新でレポートしています

■概要

・本Webサイトでは、株式会社JMDC (以下、JMDC) が保有する日本最大級の調剤薬局データベースを用いて推計した小児 (0~14歳) の疾病罹患状況を公開しています。

・疾病の流行状況を周知することで、家庭におけるマスクの着用や手洗い・うがいの実施、教育機関の学級閉鎖等といった行動変容を促し、疾病のさらなる流行を抑止することを目指します。

・調剤薬局データベースでは、提携システムを利用する6,000以上の調剤薬局から調剤レセプトデータならびに処方箋データを受領しています。

 これは日本全体の約1割に相当し、調剤薬局由来のデータベースとして日本最大級の規模を誇ります。

 

■「流行指数」の定義

・都道府県毎に傷病の流行状況を表す指数を計算しています。流行指数の定義は、以下の通りです。

 流行指数  =「当該都道府県・週に当該傷病のレセプトありの人数」÷「一定期間中に当該都道府県のレセプトありの総人数」

 ※疑い傷病は除く

 ※週は日曜日を始まりとする

■インフルエンザ「休校注意報」の定義

注意報:流行指数が「100」を超えた場合に発せられる。過去データの傾向では、流行指数が感染拡大期に超えた場合、その後に感染者数とそれに伴う施設休校・学級閉鎖数が急増する傾向が確認されている

■流行状況推計方法

・JMDCが保有する保険者レセプトデータから定義した疾病の「流行指数」を予測対象 (目的変数) 、調剤薬局データベースから定義した感染症治療薬の処方数から作成した変数により予測を行っています。

・疾病と対応する治療薬の対応は以下の通りです (カッコ内はATC細分類コード)。

 「インフルエンザ」治療薬: 抗インフルエンザインフルエンザ薬 (J05B4)

 「風邪症状」治療薬:去痰薬 (R05C)、鎮咳薬単味剤 (R05D1)、非麻酔性解熱鎮痛剤 (N02B)、全身性抗ヒスタミン薬 (R06A)、ベータ2刺激薬:全身性 (R03A2)

 「胃腸炎」治療薬:止瀉微生物 (A07F)

・レセプトデータから定義する疾病の集計対象のICD10コードは以下の通りです。

「インフルエンザ」:J10、J11

「風邪症状」:J06、J20

「胃腸炎」:A08、A09

監修

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鈴木 孝太 先生

愛知医科大学医学部衛生学講座 教授

愛知医科大学 保健管理センター長

愛知医科大学 産業保健科学センター長

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